Englishラボの
文法
クェスチョンボックス
良くある文法の質問を分野別にとりあげました。メニューボックスをクリックすれば、行きたい分野にジャンプします。右にある項目をクリックすれば、質問と解説に行くことができます。
Speaking of whichのwhichって何ですか?
文法的に説明すると、このwhichは、「非制限用法の関係代名詞」です。。
非制限用法のwhichは、カンマの前の文全体を受けることがあります。
He told a like, which made me crazy.(彼は嘘をついた。そのこと私は怒った。)ですね。
会話になると、カンマより前の部分を相手が言った後に、もう一人が、その内容を受けて、Speaking of which,と前置きして自分の言いたいことを続ける、ということになるので、会話ではよく使われます。
「そのことならさ・・・」「そのことと言えばね・・・」ということです。
A: He went to the US to study English, and he will be back next year.
彼、英語を勉強しにアメリカ行ったんだけど、来年帰ってくるよ。
B: Speaking of which, he decided to stay there for another two years.
そのことならさ、あと2年いるって決めたって。
関係代名詞と関係副詞の使い方を教えて!
it
先行詞(関係詞の前にある名詞)が物だったらwhichで場所だったらwhereって教わりますね。
1. He likes the garden ( ) he found in England.
2. He likes the garden ( ) he grows roses.
関係詞は、それを中心にして前の文と後ろの文があります。
1. は、 He likes the garden. + He found the garden in England.
2. は、 He likes the garden. + He grows roses in the garden.
の関係になります。
関係詞は「前の文と後ろの文を関係のある単語(これが先行詞となる)を中心にして「関係させる→つなげる」ものです。
1. 彼はイギリスで見つけた庭を気に入っている。
2. 彼はバラを育てているその庭が気に入っている。
1.はthe gardenが後ろの文の中で目的語になっていて、2.はthe gardenに前置詞を新たに付け加えて、場所を表す副詞句の一部になっています。
これが、先行詞のあと、関係代名詞になるのか関係副詞になるかの分かれ目です。
whereを"in which"に変えてもいいのは、which自体が"garden"の代名詞になっているからです。
先行詞だけ見て、これは場所っぽい単語だなと思って"where"を入れて、選択問題を間違える場合があるので気をつけましょう。
the station / the park / the house / the room などです。
これら自体は何もつかなければただの「名詞」です。場所を表す前置詞が必要否って初めて「副詞句」となります。
He was waiting for Kate at the station ( ) he hasn't seen before.
は、"which"ですよ!前の文に"at"がついているのは、関係詞をwhereにする理由になりません。あくまで後ろの文との関係を考えます。
he hasn't seen the station before. なので、whichです。
[制限用法」と「非制限用法」の使い分けは?
形から言えば、「制限用法」の関係詞の前にはカンマがありません。「非制限用法」の前にはあります。
違いは、
「制限用法」は前の名詞(先行詞)を直接修飾する形容詞節です。
「非制限用法」は、先行詞の説明を挿入的に付け加えるものです。
a sister who likes jazz 「ジャズが好きな姉」で、「クラッシックが好きな姉」もいるかもしれません。
my sister, who likes jazzは「私の姉は、ジャズが好きで」と特定の姉の説明を加えています。
特定の物、固有名詞には、非制限用法を使いましょう。